代表プロフィール
はじめまして。生まれも育ちも熊本、肥後もっこすな、元「しんきんマン」の竹岡友幸と申します。
私は、住宅ローンに関するご相談を専門とするファイナンシャルプランナーです。
1958年(S33年)熊本市に生まれました。自宅の近くには熊本市動植物園、江津湖公園があり、湖は湧水が湧いており、高校のボート部が練習をしていたり、夕方になると周りを散歩する人が増え、渡り鳥の鴨が小魚を捕食している場面を見られたり、心安らぐ場所があることに感謝しております。
◆ニックネーム たけちゃんマンです。
◆私の信条
「この世に生を受けたからには、とことんこの世を楽しんで生きる」です。自分が出来る事、やりたいと思った事は後悔せずにすべてやろうと思っています。
◆保有資格 ファイナンシャルアドバイザー・住宅ローンアドバイザー
敷金診断士
◆実務経験 信用金庫に27年間従事 預金業務 企業・個人融資業務
私はこの仕事に従事する前は、地元の信用金庫に27年間在職していました。
その仕事を通して得た貴重な経験を、今度は企業サイドからではなくお客様の視点・立場から、お客様が本当に実現したいことのお手伝いをしたいという思いで起業致しました。
私にとって貴重な経験とは、数多くの失敗をし同じ轍を二度も三度も踏んだこと、そして様々な考えを持っていらっしゃる中小企業の社長様や人生を楽しんで生きていらっしゃる方々との出会いです。この経験が起業の契機となったと思っています。
様々な失敗をお話しするのは本当に恥ずかしいのですが、私はこの失敗を多く経験したことで人間的により大きくなれたと思っていますし、大抵のことには動じない強い精神力が養われたとも思っています。これを読まれている方の中には似たような経験、もしくはもっとすごいどん底の経験をされた方もいらっしゃると思います。
私がこの失敗を皆様方に敢えてお話しするのは、「人は個人差はあっても皆この失敗があるからこそ人の痛みも分かるし、この世は人との調和で成り立っているのだ」ということをお伝えしたいからです。それではお話しします。
経験1 「頭が真っ白、もう、どうにでもして下さい」
小学生の時、叔父が地元の地方銀行で働いていたこともあり、背広姿とそのクールさに妙に魅かれ「カッコいい」という思いが強く頭の中に残り、「自分は銀行員になる」という形が出来上がっていました。
大学4年になり就職活動は勿論、地方銀行一本と思っていましたが、万一を考え他にも証券会社や大手複写機販売会社には内定をもらっていました。
しかし、地方銀行の面接では緊張しまくり、一般教養の試験も最悪でした。結果、不採用。流石に男泣きです。それでも諦めがつかず内定を断り、留年をして翌年、新卒採用で再挑戦すると両親に懇願しました。両親は本当に心配だったろうと思いますが自分の信念を貫かせて頂いたことに深く感謝をしております。翌年は地銀ではなく、より地域に密着した信用金庫に目標を定め、バイトで資金を貯め、その金で背広も揃え必死で勉強もし、体も鍛えました(その当時は体力テストもあったからです)。願いは叶い無事、地元の信用金庫に就職することが出来ました。入庫式で信金のバッジ(襟章)を頂いた時は本当に誇らしく自分自身が輝いていたなと思います。
そんな誇りをもって入庫した信用金庫でしたが、そこからの人生には色々なことが待ち受けていました。
融資の係をやっていた時のことです。取立手形の依頼があり、手続きを終えお客様に依頼書の控えをお渡ししました。その後、割引手形の依頼も集中し忙しい一日でした。受け付けた手形は役席に預けるのですが、そのときは受付した取立手形の現物(手形)を融資ファイルに誤って挟み込みそのままキャビネットに仕舞い込んでしまいました。その後、お客様から取立を依頼した手形が入金になっていないと連絡があり、調べたところ融資ファイルに挟み込んであったことが判明。もうその時は頭が真っ白、思考回路が止まってしまい人生が終わったという感じでした。当然、上司からは烈火のごとく怒られ、周りの職員からは冷たい視線、はっきり言って「もう、どうにでもしてください」という感じです。そして頭の中では「一年も経たず解雇決定か」「両親や親戚、友人に辞めたら何と言おう」などの思いがグルグルと回っていました。
その日からは毎日が針の蓆でしたが、数日して支店長とお客様の話し合いで、手形の支払人から再度手形を発行して頂けることになりました。
何という奇跡、なんという早期解決、支店長をはじめ営業担当者、関係者の方々に平身低頭感謝です。しかし、問題は解決しても周りの白い目や上司からは「あいつは何をしでかすか分からん要注意人物」というレッテルを貼られ、一か月間は本当に支店に行く足が重かったです。唯一、迷惑をかけてしまったお客様の営業担当である先輩からは「丸く収まったたんだから今後同じ過ちをしなければいいんだよ」「若いんだからやり直しは利くし、くよくよするなよ」と声をかけて頂きました。私のせいで自分も迷惑を被っておられるのに、まさに砂漠の中のオアシス感謝、感謝です。そのフォローをして頂いた方というのは何と現在の理事長でした。まさに「神対応」
入庫して早々の洗礼を受けた私はその後も波乱の信金生活でした。
経験2 「自分に腹が立つ、一睡も出来ませんでした」
営業係になってからの失敗談ですが、お客様から自家用車の購入で定期預金の中途解約依頼があり、翌日に自宅へ納車されるので夕方仕事から帰ったら連絡するので現金を自宅へ届けて欲しい旨の依頼でした。これだけのことだったら難なく終わる話なのですが、そこに落とし穴が待っていました。
翌日に本店で営業係の会議があるとのことで連絡を受け、出席しなければならなくなりやむを得ず他の職員に夕方連絡があるので現金を必ず届けて欲しい旨指示して会議に出席したのですが、翌日、お客様から朝一番に電話があり、鬼のように怒らました。なんと現金が届けてなかったのです。あわてて指示した職員に問いただすと夕方電話はなく、お客様のところに連絡しても不在で繋がらなかったのでその日は早帰りの日と決めてあったのでお客様へ連絡後帰ってしまったとのことでした。
お客様は支店を閉めた直後に電話を入れていらっしゃった様で数分の差で一瞬にして信用失墜の大失態となりました。翌日、お客様から連絡を頂き直ぐに支店長と一緒にお詫びに行きましたが、開口一番「貴方は信用できない」「自分も自動車会社に対し恥をかいた」と怒り心頭でした。そして預金を全部引き揚げられたのです。
起こるべくして起きた自分の大失態です。何故、会議の途中で支店に連絡して確認しなかったのか、自分自身がお客様に連絡確認するべきだった等、悔しさと情けなさが交錯してその日は一睡もできませんでした。責任感の欠如ですね。ギター侍漫才で言うなら「斬り」ですね。
経験3 「あいたー 忘れたー」
営業係の時のもう一つの失敗談です。大切な証書返却の件でも信用失墜の大失態を犯してしまいした。お客様から定期預金のご契約を頂き翌日証書を返却する旨伝え預かり証をお渡しし、現金と申込書を支店に持ち帰りました。翌日忙しさで作成した証書返却を失念し翌々日に慌ててお客様のご自宅へお届けしましたが後の祭りです。
お詫びの言葉を遮られ「お金を持ち逃げされたかと思い電話しようと思っていました」知人の元銀行員に相談されていて、その場合、「地銀では本部で再教育を受けさせるそうですよ」と皮肉たっぷりに言われました。言い訳の仕様もありません、まさにそのとおりです。このお客様とはその後、誠意を示すことを怠らずに接していましたので時間はかかりましたが転勤になり挨拶に行ったときには本当に残念がられました。有り難いものです。
どうでしょうか、この失敗はほんの一例ですが本当に様々な失敗をしてきました。同じ轍を何度も踏んできました。しかし、その失敗のお蔭で物事を正面は元より横からも裏からも見ることができました。これは自分にとっては大きな宝物です。大抵のことには動じない強い心も身に着けたと思いますし、最近のテレビでよく会社や地方公共団体の不祥事でお詫びの記者会見をよく見かけますが、自己弁護が強くて反省の色も何も伺えないように聞こえてきます。
テレビに向かって「そうじゃないだろう」と、つい言いたくなる自分に気づき思わず笑ってしまいます。おかしい話ですが「怒られ方」や「心からのお詫び」もすべてお客様から教えて頂いたんだなと気づきました。これから接していくだろうお客様にはとにかく「楽しい」「ワクワクする」「これやりたい、実現したい」を常に共有して行きたいと思っています。その中で自分の失敗経験が「反面教師」になればこんな光栄なことはありません。
起業動機1 「あたの仕事には魂が籠っとらん」
これからお話しすることはFPとして起業するに至った動機となる失敗談です。法人の社長様から融資のご相談を頂いたのですが、業況、資金使途等に懸念があり融資をお断りしたのですが、その時お客様から言われたのは、「断るのは簡単だけれどもその融資を受けれる様にするにはどうすれば良いのか、今後どこを直して行けば融資が可能なのかは言ってくれないのですね」「何のための信金ですか」「貴方の仕事には魂が籠っていない」と御叱りを受けました。
自分にとってはまさにど真ん中の直球でした。地域のお客様からお預かりしている大切な資金を不良債権とすることはできずお断りした訳ですが、お客様の言葉は的を得ており、改めて自分の姿勢を反省させられました。地元の中小企業が潤わなくては信金の存在価値が薄まります。
そのためには必要な資金を必要な時に供給ができリターン(回収)も確実にできる様に知恵を絞って融資を考えるのが信金の使命だと気づかされました。これはFPの使命にも通じることだと思います。「これは無理です。できません」と伝えるのは簡単ですが、どうすればこの問題を解決できるのか、何か方法はあるはずであり、そこのところをお客様と一緒に解決に向けてとことん突き詰めてゆくこと、これこそがFPの真の姿ではないかと思います。
起業動機2 「もう涙はみたくない、家族は必ず守る」
もう一つ私がFPとして起業したいというきっかけになったものがありますのでお話し致します。
私が内勤の役席をしていた時の主な仕事は融資の管理と回収でした。これは非常に重要な仕事であり肝となる部分です。ある時、融資先の一つが不渡りを受け倒産してしまいました。回収を図るべく倒産先の代表者の自宅に督促に出向いたときのことでした。倒産した会社の社長がつらいのは仕方ないにせよ、そのご家族は本当に不幸です。
昨日まで綺麗に着飾って笑顔で応対して下さっていた奥様が倒産後は化粧もされず、白髪交じりのボサボサの髪を手櫛でされたような180度違った姿を見たとき、女性は男で生活がこんなにも変わるものかと愕然としました。「家族は何があっても守る」その時心に固く誓いました。改めて経営の難しさ、家族を守っていくことの重責を痛感し、それと同時に一度手にしたものを手放す無念さを数多くのお客様の涙を見て実感しました。
こうなる前にどうにかならなかったのか、金融機関は引き上げるのは早い、だとしたら誰かがこの状況に対していち早く助言をしていれば傷が浅いうちに助かったのではないのか、何のための融資だったのか、自問自答し改めて思うことは、この様な悲惨な状況を二度と作ってはならない。FPにもお役に立つことは十分あるということです。こういう生々しい場面を経験したことでFPという仕事を通してそういうお客様を減らしたい、ここは一番FPの出番ではないのかと非常に強く感じています。しかし自分一人では限界もあります。
自分自身でできないところは他の士業の方と連携してチームを組んでいち早くお客様の問題を解決して行くようにしております。自宅の売却、相続、税務の問題などにつきましても気軽にご相談して頂きたいと思います。
安心してください
士業の方は何となく堅苦しくて上から目線でものを言われ取っ付きにくいとか「先生」と呼ばれる士業の名のつく方は何でも完璧に知っていると思われていますが、面白い先生方も多くいらっしゃいますし、依頼を適切に完璧に処理するのは理想ですが、士業の方が完璧になんでも知っている訳ではありません。
余談ですが弁護士の方でも第何条の何項の条文というのを覚えて言えるのはテレビの「行列ができる法律相談所」に出ている本村弁護士以外知りません。(この方は天才かもです)それくらい難しいのです。ですから士業と名のつく先生方は「プロ」として常に日々能力を磨かれています。今あるのは先生方の努力の賜物なのです。
私はこれまで多くの方と知り合ってきました。公務員、病院の先生、弁護士、司法書士、税理士、技術屋の方、サービス業の方等々業種も様々です。
その中で気軽に質問に答えてくれる方も多くいらっしゃいます。私の一番の財産です。
ですから、自分が知らない分野が出てきても全く心配はしていません。
何よりも私のコンサルティングを行って頂いているFPの師匠がいます。
お客様から頂いたご相談に対しては万全を期して全力で取り組む中で直接お答えできない部分につきましては持ち帰って専門の士業の先生方のご意見も聞いて、時間をかけずにできるだけ速くご返事致します。
どうぞ安心してお気軽にご相談ください。
地域貢献
私は現在、オリーブ栽培の普及員をボランティアで行っています。九州に100万本のオリーブを植え九州をオリーブアイランドにが合言葉です。
また、現在の日本人は日本人としての誇りを持てていないと感じています。私は家紋を通してその昔、一般人が家紋を使うことを許された経緯や家紋はその家、家族の象徴であり、誇りとしてその家の名誉を汚してはならないという高潔な思いで先人の方は家紋を守ってこられたことなどをお話しして、少しでも今の日本の素晴らしいところを見直して頂きたいと思っています。
日本の家庭にはその家の家紋があります。我が家の家紋はどういう紋様か意識してみたことがない方も多いと思います。誇りは我が家の家紋を意識することで十分取り戻せると思っています。その家紋を背負って私たちは生活しているのですから。ヨーロッパでも王家の紋様、侯爵家の紋様など誇りにして大切に守っています。地域に住まわれている方々が少しでもワクワク感や楽しいを感じられる世の中になるよう非力ながら地域へも貢献して参りたいと思います。
最後に、私は冒頭で書きましたように信用金庫で得た貴重な経験はFPの業務に必ず活きてくると思っています。その経験を活かしてお客様の視点・立場で住宅ローンに関するアドバイスを行い、将来の「やりたい」「ワクワクする」を皆様に是非実現して頂きたい。必ず実現させる。そう強く思っています。
どうぞ一緒に目標の実現に向け突き進んでいきましょう。必ずできます。
有難うございました。